日商簿記3級独学教室

模擬試験第５問

次の事項をもとに答案用紙の精算表を完成させなさい。会計期間は、1月1日から12月31日までとする。

1.　仮払金20,000円は、従業員に対する旅費の概算払いである。旅費は19,800円であり、現金
200円が返金された。

旅費交通費（費用）が19,800円増加し、現金（資産）が200円増加し、仮払金（資産）が
20,000円減少します。

2.　売掛金の現金回収額が、24,600円と記帳されていたが、26,400円であることが判明した。

現金（資産）が1,800円増加し、売掛金（資産）が1,800円減少します。
26,400円-24,600円=1,800円

3.　当座預金から手数料1,200円が引き落とされていることが判明したが、未記帳だった。

支払手数料（費用）が1,200円増加し、当座預金（資産）が1,200円減少します。

4.　仮払金残額は原因が分からないため、しかるべき処理をした。

雑損失（費用）が340円増加し、仮払金（資産）が340円減少します。
200,340円-20,000円=340円

5.　貸倒引当金は、売掛金・受取手形の期末残高に対して6％を見積もる。貸倒引当金の設定は、差額補充法で行う。

貸倒引当金繰入（費用）が1,692円増加し、貸倒引当金（負債）が1,692円増加します。
（300,000円+580,000円-1,800円）×6％=52,692円　52,692円-51,000円=1,692円

6.　期末商品繰越高は536,000円である。売上原価の計算は、仕入勘定で行いなさい。

仕入（費用）が426,000円増加し、繰越商品（資産）が426,000円減少します。

繰越商品（資産）が536,000円増加し、仕入（費用）が536,000円減少します。

7.　建物及び車両の減価償却費を行う。（建物　耐用年数　30年　残存価額は取得価額の10%　車両　耐用年数　5年　残存価額は取得価額の10%）

減価償却費（費用）が390,000円増加し、建物減価償却累計額（負債）が210,000円増加し、車両減価償却累計額（負債）が180,000円増加します。
建物　7,000,000円×0.9÷30年=210,000円。　　
車両　1,000,000円×0.9÷5年=180,000円。

8.　売買目的有価証券の期末評価額は375,000円である。

売買目的有価証券（資産）が25,000円増加し、有価証券評価益（収益）が25,000円増加します。375,000円-350,000円=25,000円

9.　地代は、3月・7月・11月にその月までの4ヶ月分の地代を受け取っている。

未収地代（資産）が100,000円増加し、受取地代（収益）が100,000円増加します。

10.　給与は、翌月20日に支払っている。12月分の給与は157,000円だった。

給料（費用）が157,000円増加し、未払給料（負債）が157,000円増加します。

11.　保険料は、毎年9月に1年分を前払いしている。

前払保険料（資産）が80,000円増加し、支払保険料（費用）が80,000円減少します。
120,000円÷12ヶ月×8ヶ月=80,000円　1月～8月で8ヶ月

12.　借入金500,000円を当年7月31日に年利息3％で1年間借り入れた。利息分15,000円を差し引かれた485,000円が振り込まれている。

前払利息（資産）が8,750円増加し、支払利息（費用）が8,750円減少します。
8月～12月で5ヶ月。15,000円÷12ヶ月×5ヶ月=6,250円。 15,000円－6,250円=8,750円 。