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簿記講座

簿記をゼロから学ぶなら講座を賢く利用!比較すべきポイントとは?

一般的に、簿記資格取得のための勉強法は「独学」「通学講座」「通信講座」の3つに分かれるでしょう。手軽に始められるのは独学での勉強ですが、効率的に簿記の資格を取得したいのであれば、「通学講座」又は「通信講座」を利用するのことをおすすめします。この記事では、簿記の「通学講座」又は「通信講座」を受けるメリットとデメリット、講座を比較する際のポイントをまとめました。

1. 通学講座と通信講座のどちらを選ぶ?

簿記の資格を取得するうえで通学講座と通信講座のどちらを受講するかは、それぞれのメリット・デメリットに自分の状況を照らし合わせてみると良いでしょう。まず、通学講座を選ぶメリットは3つあります。
1つ目は、実際にライブで講師の授業を受けられるという点です。その時間でしか学べない内容のため、集中して授業に取り組むことになります。また、講師が目の前にいるため、疑問点があっても質問してすぐに解消することができる点でおすすめです。
2つ目は、クラスメートの存在です。通学講座では、同じ空間に同じ目的をもったクラスメートが集まります。いずれも簿記の資格取得を目的として、費用を払って受講しているため、切磋琢磨を通して試験までのモチベーションを維持しやすい環境と考えられます。
3つ目は、あらかじめカリキュラムが用意されているため、目標に向けて着実に勉強を進められる点です。自分で立てた目標はずれ込んでしまうこともありますが、カリキュラム通りに進む通学講座であれば、簿記検定の試験日までに必要な勉強をきちんと終えることができるのでおすすめです。
一方で、通学講座では注意すべきデメリットもあります。まず、その他の勉強法と比べて費用が割高であるという点です。受講料のほか、入学金を請求される学校もあるため、予めいくらかかるのかを確認しておきましょう。また、授業には欠かさず出席する必要があるので、仕事が多忙な場合には、両立は難しいかもしれません。そもそも、通える範囲に予備校がない場合もあります。
次に、通信講座のメリットは2つあります。1つ目は、時間の融通が利くという点です。仕事や育児をしながら簿記の資格取得を目指す場合は、思うように時間がとれないこともあるでしょう。通信講座であれば、通勤時間や空き時間を利用して勉強を進めることができます。通学の必要もないので、近くに大手資格試験予備校がない場合におすすめです。家や職場、カフェなど、集中できる場所で取り組むことも可能です。現代では、DVDやネット配信で通学さながらの、ライブ感のある授業を受けられるサービスもあります。また、通学講座に比べて費用が安い場合が多いので、費用を抑えて簿記の資格取得を目指す人におすすめです。
通信講座のデメリットは、モチベーションを保つのが難しい点です。誰にも強制されないため、本人の意志が強くなければ続かない恐れがあります。また、パソコンやインターネット環境がなければ、受講するまでに初期費用がかかる場合もあるでしょう。

2. 通信講座の教材は構成や中身が重要なポイント

数ある簿記の通信講座のなかで自分にとって効果的な通信講座に出会うためには、教材の構成や中身を比較することが大切です。特に、教材がテキストのみ・問題集のみなのか、DVDやWeb授業付きかという点は、大きな比較ポイントになります。テキストのみの場合は格安で受講できる傾向があるものの、テキストから自力で内容を理解する必要があるため、初心者には分かりにくい点があるかもしれません。しかしながら、テキストにはその予備校独自のノウハウが詰まっており、内容的には優れていることが考えられるため、講義よりも読んで理解するほうが向いているのであれば問題ないでしょう。
DVDによる簿記講座は、自宅にインターネット環境がなかったり、Web環境が良くなかったりする場合に選択の余地があります。ただし、コストパフォーマンスではやや劣る印象があります。やはり簿記の通信講座を受けたい場合には、Web授業が便利です。基本的にマルチデバイス対応になっていることが多いため、スマートフォンやタブレット、パソコンなど様々な機器で利用できます。スマートフォンなどの扱いやすい機器であれば場所を選ばずに受講できるため、通学時間や休憩時間などのコマ切れの時間も利用しやすいでしょう。Web授業は受講者からの人気が高いため、多くの予備校が採用している形態でもあります。

3. 自分のペースに合わせた学習が可能か

最後まで通いきれる通学講座を選ぶためには、自分のペースに合わせた学習ができる予備校かどうかをチェックすることをおすすめします。通学講座の場合は、文字通り通学が必要になりますから、通える曜日や時間帯に講義があるか、自宅や仕事場から通いやすい場所にあるかという点をチェックしましょう。見切り発進してしまうと、後々通えなくなってしまうことがあるかもしれません。また、スクーリングや教室聴講が自分にとってメリットとなり得るのかを考えることも必要です。人によっては大きなメリットであるものの、スクーリングや教室聴講の時間が絞り出せない人にとっては負担になることがあります。
さらに、受講に期間が設けられている場合は要注意です。期間内に、最後まで無理なく受講できるかを自分のスケジュールと相談しましょう。時間の確保という物理的な問題のほかに、予備校の雰囲気が合うかという問題もあります。教室の雰囲気は予備校の方針や講師によって変わります。緊張感のある空間のほうが集中できる人もいれば、フランクな授業が肌に合う人もいるでしょう。教室の雰囲気を理由に通うのが億劫にならないよう、あらかじめ校風を確認しておくことをおすすめします。

4. コストパフォーマンスに納得できるか

簿記の講座を決める際のポイントは、授業料だけで比較するのではなく、コストパフォーマンスを考慮することです。もちろん、予算内で受講できることは重要なポイントです。しかしながら、簿記の資格取得という目標のためには、単純に授業料が高いか安いかといった基準だけで判断するのは危険です。たとえば、いくら受講料が安くても、内容が伴わなければ騙された気分になるでしょう。テキストの内容や受講できる授業のボリューム、講師の質、サポート体制など、トータルで見て納得できる受講料かを考えましょう。また、簿記の講座の種類によって受講者の合格率に差があるのも見逃せないポイントです。簿記検定の合格率に差があるということは、授業の内容や教材の充実度に差があると考えられます。価格単体ではなく、コストパフォーマンスの良し悪しを比較することをおすすめします。

5. 受講生のサポート体制がどの程度整っているか

通学、通信などの講座形態を問わず重要なのは、サポート体制がどの程度整っているかという点です。特に、通信講座の場合は、講座を提供する側と受講生の接点が少ないので、どこまでサポートをしてもらえるのかを確認しておくことが重要です。予備校によっては、サポートの内容や利用できる回数が限られている可能性があります。いつでも質問できるのか、または予約が必要なのか、質問回数が決められているのかなど、事前にチェックしておきましょう。質問の受け付け方法も、電話やメール、SNSなど様々なので、自分にとって使い勝手の良い方法があるかも確認が必要です。回数無制限で質問できる予備校や、受講者同士がオンライン上で交流を持てる場を提供している予備校もあるため、自分の望むサポート体制が整っている予備校を選ぶことをおすすめします。

6. 複数の簿記講座を比較検討するのがおすすめ

簿記の講座を受講する際には、複数の簿記講座を比較してみることが大切です。例えば、同じ簿記3級を目指す講座であっても、教材が違ったり、学べることのボリュームにも差があったりと、予備校によって違うことが分かるはずです。せっかくお金を払って講座を受けるのであれば、自分にとってベストな簿記講座を選ぶためにも、必ず比較検討することをおすすめします。

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