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簿記のスクール

簿記のスクールの種類は?選び方のポイントとともに確認しよう

簿記の資格を取りたいけれど、スクールにはどのような種類があるのかよく分からないという人も多いでしょう。簿記の講座を開いているスクールは複数あるため、自分に合ったスクールを選ぶことが大切です。ここでは、簿記のスクールの種類や選び方のポイントを説明していくので、自分に合ったスクールを探してみてください。

1. 簿記のスクールには通ったほうがいいの?

簿記の資格は、スクールに通わなくても受験することができます。しかし、簿記のスクールに通ったほうが資格取得を目指しやすいという点がメリットです。簿記のスクールに通うことのメリットとしては、簿記を専門とするプロの講師から指導を受けられるということや、実務経験がなくても、スクールに通うことで実務に即した考え方を理解できるということが挙げられます。また、分からないことがあっても一人で悩む必要がなく、講師に相談できるのも魅力です。独学の場合、分からないところがあっても聞く人が周りにいないため、理解度が下がってしまうという問題があります。
講師に見てもらうことにより、自分では気付きにくい間違いの癖なども指摘してもらえるので、資格取得のための勉強を効率的に進められるでしょう。なお、簿記の講座を開いているスクールはたくさんあるので、比較して自分に合うスクールを選ぶことができます。それぞれのスクールで特徴が異なっているので、見比べて、自分に合うところを見つけると、より効率的に勉強を進めることが可能です。

2. 簿記のスクールの種類

ここからは、簿記の資格取得を目指せるスクールを紹介していきます。スクールごとの特徴に関しても解説していくので、違いを見比べてみましょう。

Ⅰ. 資格の学校TAC

資格の学校TACは、全ての講師が日商簿記1級に合格しているため、確かな知識をもっている人に指導してもらえるという点が特徴です。試験に出やすいポイントについても押さえてくれるので、効率良く学習できるでしょう。また、実際にスクールに足を運んで出席する授業形式だけでなく、webやDVDを活用した通信講座もあります。仕事が忙しいなど、通学する時間が取りにくいという人でも、安心して学習を進めることが可能です。
さらに、基礎を学ぶための講義だけでなく、演習問題を解くカリキュラムが組まれているため、実際の試験に向けた対策ができることや、フォローが充実しており、授業を休んだ時の振り替えが可能であること、通信講座でも気軽に質問できるシステムがあるという点も資格の学校TACの特徴といえます。通信講座だと、独学と変わらないのではと心配する人もいるかもしれませんが、資格の学校TACの通信講座であれば、分かりやすい授業を収録したwebやDVDの動画を見れるうえ、質問ができるので、不安に思わなくても大丈夫でしょう。

Ⅱ. 大原

大原でも、資格の学校TACと同様に、通信講座と通学講座があり、ライフスタイルに合わせて学習方法を選ぶことができます。大原では、添削指導や教材作成などの全てを、実際に指導を行っている講師が担当しています。そのため、添削問題や教材で分からない部分があったときにも、作成した本人から、解答のポイントや解説を聞くことが可能です。疑問点をすぐに解消することができるでしょう。
さらに、大原では、基礎を学んで問題演習をしたうえで、実際の試験問題に近い問題を解く流れになっているので、学習したことが身に付きやすいという学習システムになっています。試験の解答手順や時間配分など、試験合格に必要な具体的なスキルを養うことができるので、本番の試験のときにも焦ることなく、取り組めるでしょう。また、サポートシステムにも力を入れているのが特徴です。通学講座の場合は、講義の後に講師に質問ができる時間が設けられているので、直接聞くことができます。
通信講座の場合でも、メールなどで質問ができるようになっているほか、職員室に行けば講師がいるので、直接疑問点を聞くことが可能です。

Ⅲ. LEC

LECでは、通信講座と通学講座があり、両方を組み合わせることも可能です。そのため、時間が取れるときには直接授業を受けたり、講師に質問して理解度を深めたりできる一方、仕事などで通学する時間が取れないというような場合には通学講座で学ぶなど、自分のスケジュールや気分に合わせて選ぶことができます。LECには、これまで多くの受験生の簿記検定の合格をサポートしてきた講師がそろっているため、分かりやすい解説を受けられるのが魅力です。独学では分かりにくい箇所でも、講師の説明を聞くことで、より一層理解を深めることができるでしょう。
なお、通信講座では同じ講座を2人の講師が配信しているため、希望に合わせて講師を選ぶことが可能です。1回で分からなかった内容について、もう1人の講師の配信を見ることもできるので、講師との相性を気にする必要もあまりないでしょう。使用する教材の中には、直前対策パックなども用意されているので、試験が近くなったらそれを中心に最後の仕上げ学習を行うという方法も選択できます。

Ⅳ. クレアール

クレアールでも、webやDVDを活用した通信講座で簿記の学習を進めることができますので、自分の予定に合わせて、無理なく勉強を進めることが可能です。独自の学習法を導入しているため、短期間でも確実に資格取得を目指すことが可能になるでしょう。講義の中で講師が説明した箇所が分かりやすく板書されているノートや、使用した資料、講義の音声をダウンロードすることも認められているので、授業の内容を見直したいという人にも便利です。
さらに、万が一分からない箇所や疑問点が出てきてしまった場合は、メールや電話などで質問することが可能なので、分からないことをしっかり確認できるのがメリットといえるでしょう。簿記の理解度や目標に合わせた講座のパックが用意されているので、自分の状況に合わせて選ぶことが可能です。自分の勉強の進捗度合いや理解度によって、選択できるので、分からなくて途中で挫折してしまうという心配も少ないでしょう。

3. 簿記のスクールの選び方のポイント

簿記のスクールの選び方のポイントとしては、まず、スクールの雰囲気をみてみましょう。通学講座の場合、校舎によって雰囲気が違います。例えば、司法試験や公認会計士試験の講座も扱う校舎では、特に集中して勉強に励む人が多いという特徴があります。また、立地によっても受講生の傾向は変わっていきます。大学の近くなら学生が多いですが、オフィス街であれば会社員が多いというような、偏りがある地域も存在するのです。基本的にスクールにはプロの講師がそろっているため、どのスクールを選んでも一定の水準を満たすことができます。
しかし、話し方や説明の仕方など細かい部分は好みによるでしょう。人によって「一人で黙々と勉強したい」という場合や、「こまめに声をかけてサポートして欲しい」という要望は異なるので、それに合ったサービスを提供しているかどうかもチェックするべきポイントです。

4. 自分に合った簿記のスクールを選ぼう

簿記の講座を開いているスクールはいくつもありますが、それぞれ特色が異なるため、自分に合った講座を開いているスクールに申し込むのが重要です。自分に合わないスクールを選んでしまうと勉強もはかどらなくなるかもしれません。効率良く学習を進めるためにも、ここで紹介したスクールごとの特徴をみて、自分に合った簿記のスクールを選びましょう。

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