動画講座の紹介
簿記を学ぶなら目と耳を駆使!おすすめの動画講座3選
社会で役に立つ代表的な資格として「簿記」があります。ただし、独学で簿記を学ぼうとしてもモチベーションが上がりにくいでしょう。効率的に簿記を勉強するなら動画講座を取り入れてみるのが得策です。まるで講師がマンツーマンで教えてくれるような感覚なので、勉強がはかどるでしょう。この記事では、動画で簿記を学ぶメリットやおすすめの動画講座を紹介していきます。
1. 簿記の勉強に動画を利用するメリット
動画講座で簿記を勉強する大きなメリットは「場所を選ばないこと」です。動画を見られる環境さえあれば、いつでもどこでも簿記を学べます。自宅はもちろん、移動中や仕事やアルバイトの休憩中でも手軽に動画を視聴できます。特定の場所に拘束されるわけではないので、勉強スケジュールを自分なりに立てることが可能です。忙しい人でも、スキマ時間を有効活用して学習に励めるでしょう。
さらに、「モチベーションアップ」につながるのもメリットです。インターネットで探せば、簿記を教えてくれる動画がないわけではありません。しかし、多くの動画はテロップや図表が続くだけの退屈な内容です。決して長時間、眺めていたくなるような動画ではありません。一方、専用に撮影された動画講座なら「マンツーマン指導」の感覚を体験できます。講師が熱を持って講座を進めてくれるので、自然と見る側のやる気も引き出されていきます。
そのほか、「マイペースな学習」が実現するのも動画講座の魅力です。教室などに通っていると、分からないポイントがあっても質問しにくく、理解が追いつかなくなることも珍しくありません。動画講座であれば、疑問点について何度でもリピート再生できます。しっかりと理解を固めてから次のステップに進めるので、復習を重視したいときに便利といえます。
2. 動画で学習する際の注意点
メリットが多い一方で、簿記の動画講座には注意点もあるので気をつけましょう。例えば、「動画によってレベルの差が出る」のは要注意です。特に、講師の質は動画のクオリティに大きく影響します。単に内容が充実しているだけでなく、話し方や表情なども含めた講師の人間的魅力によって、見る側のやる気は左右されてしまいます。また、講師が途中で変わりすぎる動画講座は見ないようにしましょう。同じ講師によって、一貫性のある内容を教えてくれる動画のほうが効率的です。
「動画としての完成度」も重要です。教えている内容に間違いがなくても、ストレスのたまるような動画は見ていて苦痛になっていきます。編集のテンポが悪かったり、画質が粗かったりする動画は途中で止めたくなってしまうこともあるでしょう。
動画講座で「外れくじ」を引かないためにチェックしたいのがサンプル動画です。業者のホームページからダウンロードしたり、DVDを取り寄せたりすれば講座のサンプルを視聴できます。サンプル動画の時点で違和感を覚えたなら、無理をして本編を見る必要はありません。なぜなら、宣伝用のサンプル動画こそもっともクオリティの高い映像になっているはずだからです。サンプル動画ですでに質が低い講座は、本編も期待できないと考えていいでしょう。
Ⅰ. おすすめ1:「弥生カレッジCMC」
動画講座において「価格」は非常に大切です。もしも高額な動画を購入してしまうと、教室に通っているのと同じくらいの費用がかかってしまうからです。経済的な負担を考えるなら、なるべく安くて質の高い動画講座を選びましょう。「弥生カレッジCMC」は無料で受けられる動画講座として人気を集めています。さらに、弥生カレッジCMCは日商簿記のフリーテキストに対応しています。つまり、簿記を勉強している人なら普通に持っている独学用テキストにそって講座内容が設定されているのです。新たなテキストを買う費用が発生せず、リーズナブルに講座を受けられる仕組みです。なお、動画に対応している代表的なテキストのページが一覧になって載っているので、学習がスムーズになるでしょう。
そのうえ、動画で視聴できるのは講座だけではありません。弥生CMCではレジュメも確認可能です。複雑なレジュメも講師が分かりやすく解説しています。その他、「無料模擬試験」が受けられるのも大きな魅力です。動画講座では学習の定着度をチェックするための試験が所々に配置されています。自分が順を追って理解できているかどうか自覚しながら学習を続けていきましょう。仮に模擬試験の点数が悪かったとしても、苦手分野が明確になるので今後の学習計画へと活かせます。
Ⅱ. おすすめ2:「日商簿記検定の無料通信講座/最速簿記」
優秀な講師が登壇している動画講座は、視聴者の成長へとつながります。同じカリキュラムであっても、深いところまで掘り下げて説明できる講師がいると心強いものです。講師を重視して動画講座を選ぶなら、「日商簿記検定の無料通信講座/最速簿記」をチェックしてみましょう。「日商簿記検定の無料通信講座/最速簿記」では、現役公認会計士が登場します。大手資格試験予備校で講師の経験がある人物なので、実力は折り紙つきです。解説が詳しいのはもちろん、話し方や熱意にいたるまで、多くの視聴者の目を釘付けにするでしょう。
無料の動画講座でありながら、さながら予備校の授業のようなクオリティです。視聴者も自然に画面へ集中し、理解が深まっていきます。しかも短時間でありながら内容がまとまっているので、試験まで日数のない視聴者にも向いています。そのほか、仕事が忙しいなどの理由で満足できる学習時間が確保しにくいときにも「日商簿記検定の無料通信講座/最速簿記」を頼ってみましょう。なお、無料動画講義と無料通信講座の他に、受講者限定で見られる動画もついてきます。パスワードを入力することで、専用サイトへとログインできるシステムです。簿記をより細かく理解し、社会での応用方法を学ぶためには見ておいて損のない動画といえます。
Ⅲ. おすすめ3:「ネットスクールの日商簿記講座」
基礎と応用を両立していくうえでは「ネットスクールの日商簿記講座」も便利です。簿記の学習は「インプット」と「アウトプット」の2つに分けられます。インプットとは知識を吸収する時間であり、テキストを読んだり講座を見たりして学びます。一方、アウトプットとは実践の時間です。インプットされた知識を使って問題を解いていきます。インプット講義がないと簿記の基礎を理解できないものの、アウトプット講義を飛ばしても知識は強化されていきません。それに、実際の簿記検定試験ではアウトプットが中心となるので、学習段階から問題を解く習慣を身につける必要があります。
「ネットスクールの日商簿記講座」の特徴はインプット講義とアウトプット講義の2つを備えていることです。インプット講義では、1本あたり30分の講義が4本で1セットになっています。この間に受講者は問題の解き方を段階的に叩き込まれていきます。なお、倍速再生もできるので、分かっている部分に関してはどんどん飛ばして時間を効率化しましょう。そして、アウトプット講義はライブで行われます。このとき、受講者はチャットによって講師に質問ができます。簿記は一部が分からないと全体を見失いかねません。疑問点はその場で解消し、万全の理解度で試験に挑めるようにしましょう。
3. 簿記学習に動画をうまく活用しよう
様々な動画講座で簿記を学ぶことは可能です。講座によってそれぞれ、内容の作り方や見せ方は異なります。また、無料のものから有料のものまで様々です。動画講座を選ぶ際は、自分にとって分かりやすい動画講座を見つけることが大事です。さらに、継続して学ぶモチベーションを保てる動画講座なら、短期間での成長も夢ではないでしょう。